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ヤマトシロアリの女王の後継は単為生殖

LARTH 曰く、 YOMIURI ONLINE の記事、中国新聞の記事によると、ヤマトシロアリの女王は、自分の死後の後継者となる新女王を、王と交配しない単為生殖によって産むことを岡山大の松浦健二准教授らが発見したらしいです。この研究成果は3/27付の米科学誌サイエンスに掲載された(Abstract、Supporting Online Material)。 研究者らは、1998〜2001年と2006〜2008年にかけて、国内5ヶ所から600個のヤマトシロアリの巣を集め、王の巣室のあった30個の巣から生殖虫とワーカー、ニンフを採集したらしいです。このうちの7個の巣のシロアリの遺伝子を分析したらしいです。 その結果、新女王はオートミクシスによる単為生殖によって、その他は有性生殖によって生まれることが明らかになったらしいです。 女王は通常、王と交配して産卵するが、うち2〜5%は単為発生で産み、それが新女王になることがわかったらしいです。巣が大きくなると、働きアリなどを増やす必要が出てくるが、女王だけでは産卵数が不足しがちになると新女王たちが王と交配し、家族を増やす。 松浦准教授は「近親交配を避けるため、新女王には王の血が混じらないよう生殖方法を使い分けているようだそうです。遺伝的に不死の女王は永遠の命を得たとも言える」と話している。

なるほどね…
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